build.gradle
ファイル内にkeystoreファイルのファイルパスが定義されているが、そのkeystoreファイルそのものがパスが指し示す場所にない場合、Bitriseのfile downloadingステップを使うことでBitriseからkeystoreファイルのダウンロード及び定義した場所へ配置することができます。
BitriseにはCode Signing
タブよりファイルのダウンロードを行えるステップが2つあります。どちらを使うかはCode Signing
タブ内にアップロードしたkeystoreファイルの場所次第になります。
-
File Downloader
ステップ:keystoreファイルをANDROID KEYSTORE FILE
セクション(keystoreファイルの推奨された場所)へアップロードした場合、このステップを使用してください。一旦ファイルがアップロードされると、Bitriseが環境変数(BITRISEIO_ANDROID_KEYSTORE_URL
)をバリューとしてファイルのダウンロードURL(期限があり、読み取り専用)に割り当てます。 -
Generic File Storage
ステップ:Code Signing
タブ上のGENERIC FILE STORAGE
セクションへkeystoreファイルをアップロードした場合、このステップを使用してください。Bitriseは環境変数($GENERIC_FILE_STORAGE
)をバリューとしてファイルのダウンロードURL(期限があり、読み取り専用)に割り当てます。build.gradle
ファイル内で環境変数を使用する場合、Script
ステップを使って$GENERIC_FILE_STORAGE
環境変数で定義されたデスティネーションパス (destination path) を含んだ環境変数のバリューを上書きする事ができます。ここではシンプルエクスポートだけの使用は避け、envmanを使用してください。
- ワークフローへ
File Downloader
もしくはGeneric File Storage
ステップを追加します。このステップはGradle Runner
ステップの前にきます。 File Downloader
ステップを使用する場合、以下の2つのインプット欄を埋めてください:Download source url
:Code Signing
タブのANDROID KEYSTORE FILE
セクションへファイルのアップロードを行うときに、取得した生成されたkeystoreのURLを設定してください。-
Download destination path
:関連したパスとしてkeystoreファイルのロケーションを設定してください。このパスはbuild.gradle
ファイルにおいて定義済みのkeystoreパスと同じである必要があります。(例:
file://$HOME/keystores/project_release.keystore
)
- ファイルダウンロードステップの直後に
Gradle Runner
ステップを追加します。
build.gradle
ファイルで明記した同じロケーションへkeystoreファイルのダウンロードを行うステップの追加が成功した場合、ワークフローへAndroid Sign
ステップの追加は必要ないのでご注意ください。BitriseのGradle Runner
ステップがプロジェクトの署名と収集を行います。