BitriseのGradle Runner
ステップを使って、単一ワークフロー内で複数のフレーバー(マルチフレーバー)APKの生成、コード署名、ならびにデプロイを行うことができます。フレーバーとは、アプリのコアコードを機能拡張して同じアプリを異なるバージョンにすることを意味します(標準的な例:free/paid、demo/full)。詳しい情報は公式Android Studioガイドにあるbuild types, flavors and build variantsを参照してください。このチュートリアルでは、Sign APK
やGoogle Play Deploy
ステップでの設定方法を紹介します。
マルチフレーバーAPKの生成 ⚓
Androidデプロイワークフローをお持ちであれば、次のことを行ってください:
- Androidテストステップの後に
Gradle Runner
ステップを挿入します。Android Build
ステップは一つのバリアントのみのビルドを行うので、このステップがあなたのワークフローの一部である場合、BitriseのGradle Runner
ステップに変更することをおすすめします。 - ステップの
Config
セクションをクリックします。 -
assemble
Gradleタスクを明記します。ビルドバリアントのタスク名をGradle task to run
ステップの入力欄に追加してください(単一ワークフローでビルドを行いたいビルドバリアントの数と同様の数のタスク名である必要があります)。タスク名それぞれがAndroid StudioのBuild Variant
ウィンドウでリストアップした全く同じビルドバリアント名であることを確認してください。スペースを使ってそれらを分けることができます(,
は要りません)!下のイメージではデプロイワークフローのステップの順番、ならびに、2つのビルドバリアントを使ったGradle Task to run
ステップインプットを確認できます。assembleDemo
&assembleFull
Gradle Runner
は、上のGradle task to run
ステップで設定した全てのビルドバリアントを含んだ$BITRISE_APK_PATH_LIST
環境変数出力を生成します。この環境変数出力は後ほど必要になります!
マルチフレーバーAPKの署名とデプロイ ⚓
Gradle Runner
ステップの後にSign APK
ステップを追加します(ワークフローにない場合)apk path
入力欄に$BITRISE_APK_PATH_LIST
をセットします。これは全ての必要なAPKが、Code Signing
タブへアップロード済みのkeystoreファイルを伴ったコードの署名を行うことを確実にします。keystoreファイルをbitrise.ioへのアップロード方法をご覧ください。このステップは全ての署名済みビルドバリアントをリストアップした$BITRISE_SIGNED_APK_PATH
環境変数出力をエクスポートします。Sign APK
ステップで以下の入力欄に記入してください:Keystore url
Keystore password
Keystore alias
Sign APK
ステップの後にGoogle Play Deploy
ステップを追加します。APK or APP Bundle file path
ステップの入力欄に$BITRISE_SIGNED_APK_PATH
環境変数を設定します。そうすることにより、Google Play Deploy
が全てのビルドバリアントをアプリストアへリリースすることができます。