Bitriseワークフローは複数のステップの集まりです。アプリのビルド時に、ステップがワークフローで定義されたステップが実行されます。ワークフローは次の2つの方法で、作成と変更ができます。
- bitrise.ioのグラフィカルワークフローエディタを使う
- プロジェクトの
bitrise.yml
を直接編集する
どちらの方法でも結果的にbitrise.yml
を変更することになります - Workflow Editor(ワークフローエディタ)
を使う方法の方がよりシンプルで易しいです!
デフォルトでは、1つのビルドに1つのワークフローが対応しています。しかし、ワークフローの連結を設定して、連続して実行することも可能ですし、複数のワークフローのトリガーを設定して同時に実行することも出来ます。
デフォルトワークフロー ⚓
bitrise.ioにアプリを追加すると、2つのワークフローが作成されます。primary(プライマリ)
ワークフローとdeploy(デプロイ)
ワークフローです。webhookが設定されている場合、デフォルトでは、プロジェクトのコードの変更があるたびにprimary(プライマリ)
ワークフローのトリガーが実行されます。
特定のイベントが発生するたびに、他の任意のワークフロー(deploy(デプロイ)
ワークフローを含む)が実行されるように、トリガーを設定することができます。詳しくは、ビルドトリガーについてより詳しく知るをお読みください。
primary(プライマリー)
ワークフロー ⚓
primary(プライマリー)
ワークフローは、新しいアプリの追加時に自動的に作成されます。アプリを追加する処理が完了すると、Bitriseは自動的に初回のビルドを実行します: このビルドは、primary
ワークフローによって実行されます。
primary
ワークフローは、作成したアプリごとに同じではありません: プロジェクトの種類によって、含まれるステップが異なります。例えば、Androidプロジェクトのprimary
ワークフローは、Install missing Android SDK components(不足しているAndroid SDKのインストール)
、Android Lint
、Android Unit Test
のステップを含むでしょう。ただし、primary
は”基本の”ワークフローであり、共通して以下のアクションを行います:
ssh-add
コマンドで、SSHキーがアプリに追加されている場合にアクティベートを行います。このステップでは、SSHキーの保存、ユーザーのssh-agentへのロードを実行します。Git Clone Repository
ステップで、プロジェクトのGitレポジトリをクローンを実行します。Bitrise.io Cache:Pull
andBitrise.io Cache:Push
ステップについては、Btriseでのキャッシュ を参照してください。Deploy to Bitrise.io
ステップで、ビルド成果物のデプロイを行います。
deploy(デプロイ)
ワークフロー ⚓
deploy(デプロイ)
ワークフローは、新しいアプリの追加時に自動的に作成されます。いくつかの点でprimaryワークフローと似ています。
- ‘基本的な’ステップを含む
- 実際に含まれるステップはプロジェクトの種類によって異なる
deploy(デプロイ)
ワークフローは、”build”ステップを含み、ビルドが成功した場合に、オンライン上でインストールもしくはデプロイが可能な成果物を作成します。例えば、Androidプロジェクトのdeploy
ワークフローは、Gradleでのビルドを実行するAndroid Build
ステップや、Google Playへのデプロイや検証端末へのインストールが可能な署名済み.apkファイルを作成するAndroid Sign
ステップを含みます。
独自のワークフローを作成する ⚓
ワークフローエディターを使って、とても簡単に独自のワークフローを作成できます。 既存のワークフローをベースにして新しいワークフローを作成することも、空のワークフローを作成してステップを追加することもできます。
例えば、primary
ワークフローをベースにしてワークフローを作成した場合、primary
ワークフローと全く同じステップになります。
Workflow
タブをクリックしてください。変更の保存または破棄をすることなく、ワークフローエディタを終了できないことに注意してください。-
+ Workflow
をクリックしてください -
新しいワークフローのベースに使用するワークフローを選択してください。
- ワークフローに必要なステップを追加してください。任意の位置にステップを挿入するには、導入したいステップの間の
+
マークをクリックしてください。 -
左上隅にある
Save
をクリックしてください。
ワークフローの連結 ⚓
複数のワークフローを連続して実行するように設定することができます。いつでも、ワークフローの順番を並び変えることや、新しいワークフローを”チェーン”に加えることや、既存のワークフローを削除することができます。
Workflow
タブをクリックしてください。変更の保存または破棄をすることなく、ワークフローエディタを終了できないことに注意してください。-
左の
WORKFLOW
メニューを開き、ワークフローを選んでください。デフォルトは、primary
ワークフローです。選択中のワークフローの前または後にワークフローを連結することができます。 -
選択中のワークフローの前に追加した場合は
Add Workflow before
をクリック、後に追加した場合はAdd Workflow after
をクリックしてください。 - 右上隅にある
Save
をクリックしてください。
ワークフローの組み替え ⚓
作成した”チェーン”は、ドラッグ&ドロップで簡単に順番を変更できます。
Workflow
タブをクリックしてください。変更の保存または破棄をすることなく、ワークフローエディタを終了できないことに注意してください。- 左の
WORKFLOW
メニューを開き、”チェーン”に含まれるワークフローを選択してください。 -
Rearrange
をクリックすると、チェーンのワークフローの組み替えができるドラッグアンドドロップメニューが表示されます。 - 右上隅にある
Save
をクリックしてください。
ワークフローの名前の変更 ⚓
ワークフローの名前は必要に応じていつでも変更できます: すぐに簡単にできます。
Workflow
タブをクリックしてください。変更の保存または破棄をすることなく、ワークフローエディタを終了できないことに注意してください。- 左の
WORKFLOW
メニューを開き、ワークフローを選んでください。 -
ワークフロー名の隣にある
RENAME
をクリックしてください。 - 新しいワークフロー名を入力し、チェックマークをクリックして保存してください。
- 右上隅にある
Save
をクリックしてください。